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【基本のしつけ】5.ハウス

ハウス
ワンちゃんにとってハウスとは、どんなものでしょうか。
閉じ込められてしまう檻でしょうか。
また、身を守ることのできる、落ち着ける安全な場所でしょうか。

ワンちゃんの先祖は、洞穴で生活していたと言われていますが、洞穴の環境に似た、「自分から周囲は見渡せるが、周りを囲われている、少し狭いスペース」は、安心して休むことができる場所のようです。
お家の中にケージやキャリーバッグなど、ワンちゃんが安心できる空間を用意してあげると良いでしょう。
また、いつも家族と一緒に暮らすワンちゃんにとって、広い室内でひとりでお留守番をするよりも、少し暗くて狭くはあるけれども、自分が守られていると感じることのできる空間の方が不安や寂しさを減らしてあげることができるかもしれませんね。

また、普段から「ハウス」に入る習慣が身についていれば、動物病院やペットサロン、旅行先などでも、ケージやキャリーケースの中にワンちゃんが落ち着いて入っていてくれますので、「ハウス」というしつけは、このようなお家以外の場面でもワンちゃんが安心して過ごせるようになります。
少しずつ練習をして、「ハウス」という飼い主さんの掛け声が聞こえたら、何をするのかをワンちゃんに教えてあげましょう。
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ステップ1
ケージやキャリーバッグに慣れるには、まずハウスが「楽しくて安心できるとってもいい場所」と教えてあげることから始めましょう。

1.ワンちゃんの大好きなもの(おやつ、おもちゃなど)を用意しましょう。
2.大好きなものをワンちゃんに見せ、注目している間に大好きなものをハウスに入れ、誘います。
3.ハウスの中に入ったら、思いっきり褒めてあげましょう。
4.おそらくワンちゃんはすぐに出てくるでしょう。
5. 2 に戻って、何回か繰り返します。
(あるいは、4.でお話ししたように、すぐ出てきてしまったときのことを見越して、おやつやおもちゃなどをもう一つ、ケージやキャリーバッグの入り口に置いておいても良いでしょう。)

1から5を繰り返すことで、ワンちゃんに「ハウスの中に入ると楽しいことがある」と感じさせてあげましょう。無理にハウスに押し込んだり、扉を閉めてしまうとハウスが嫌いになってしまい、拒否反応が出てしまうこともあります。飼い主さんは「ハウスに入るゲーム」のように見立てて、ワンちゃんと一緒になって遊びを楽しんでも良いでしょう。

ステップ2
ハウスを、楽しい空間だとワンちゃんが認識できるようになったら、次は「ハウス」という号令とハウスに入ることを結びつけましょう。

1.ワンちゃんにご褒美を見せます。
2.ハウスの中にご褒美を置き、ハウスに入るタイミングで「ハウス」と号令をかけます。
3.ワンちゃんがご褒美を食べている間に、ハウスに入ったことを褒めます。
4.すぐに出てきても「ハウス」という号令に従ったことを褒めてあげましょう。

1から4が上手にできるようになったら、ご褒美をあげる頻度を減らしていきながら、練習を続けましょう。

5.ご褒美を手に持ち、「ハウス」と号令をかけます。
6.ハウスに入ったら、「よし!」や「いいこ!」などの褒める言葉をかけてご褒美を与えましょう。

ステップ3
「ハウス」という号令で、ハウスに入ることができるようになったら、あと一歩です。
次は、扉を閉めた状態でもワンちゃんが落ち着いていられるようになる練習です。

1.「ハウス」と号令をかけて、ワンちゃんがハウスに入ったら、褒めてからご褒美を与えます。
2.ワンちゃんの様子を見ながら、扉をしめましょう。
3.褒めながら、扉の反対側や側面からご褒美を与えてハウスは楽しいと感じさせてから扉を開けましょう。
※始めはほんの数秒からはじめ、徐々に時間を長くし、ご褒美をあげる頻度は減らしていきましょう。

最終的には、ご褒美がない状態でも「ハウス」の掛け声に従い、さらに長時間一人でも安心して過ごすことができるようになったら、大成功です。
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