Home» しつけ » 多頭飼育 » 【多頭飼育】3. 新しい子を迎えたら

この度「すくすくアニコム」が、「どうぶつ相談室」としてリニューアルいたしました。

【多頭飼育】3. 新しい子を迎えたら

感染予防のためにも、接触させるまでに時間をかける

新しいワンちゃんを迎えると、早く先住ワンちゃんと対面させてあげたい気持ちになりますが、ちょっと待って! 新しい子が感染症などの病気を持っている可能性もあります。
新しいワンちゃんを迎えたら、万が一感染症などの病気を持っていた場合に発症するであろう1週間程度は接触を控え、別々のケージやサークルで生活をさせるようにし、もしもの感染を予防しましょう。1週間程度経過し、新しいワンちゃんが生活に落ち着いてきたら、一度動物病院さんで健康診断を受けることをおすすめします。

021003_10.jpg

対面方法

感染症予防のために1週間程度接触を避けても、その間にワンちゃん同士は、物音、匂い、行動などでお互いを認識します。
初めて対面させるときも、万が一相手のワンちゃんを傷つけてしまう可能性も考えて、まずは別々のケージやサークルなどに入っている状態で対面させるようにしましょう。そこで、特に唸って威嚇したり、ケージに飛びかかっていくなどの問題が無ければ、次は先住ワンちゃんにリードをつけた状態で新しい子をケージから出します。そうすることで何かあってもすぐに制止ができますので安心です。

021003_20.jpg

もし先住ワンちゃんが興奮状態になったら、「ダメ」や「イケナイ」などの声をかけます。少しでも我慢することができれば、言葉で褒め、ゆっくりと優しく体を撫でてあげましょう。
新しいワンちゃんが子犬ちゃんの場合には、一般的に先住ワンちゃんは子犬ちゃんを嫌がることも少なくありませんので、無理強いをせず、様子をみて引離すようにしましょう。

初めて会うワンちゃんにも全く動じず、すぐに仲良くなれるケースもありますが、当然、時間がかかるケースもあります。そのようなときには、焦らずに少しずつ一緒に過ごす時間を長くして、慣れさせるようにしましょう。無理に仲良くさせようとすることがワンちゃんにとって、嫌な思いに繋がることがあります。そのため、ストレスが貯まり、逆にワンちゃん同士の関係を悪くすることにもなりかねません。ストレスが爆発する前に、そのストレス環境から開放してあげることも大切です。

また、ワンちゃん同士で仲良く遊ぶようになったときでも、興奮からケンカに発展することがありますので、必ず飼い主さんがそばで見守ってあげるようにしましょう。

先輩優先

ワンちゃんの群は本来縦社会ですから、リーダーや先輩を優先することが大切です。
しかしながら、どうしても新しいワンちゃんが子犬ちゃんの場合には手がかかってしまいます。飼い主さんがそれを意識して、先住ワンちゃんとコミュニケーションをとることで、先住ワンちゃんに先輩である自信を持たせてあげましょう。

021003_30.jpg

では、コミュニケーションをとること以外にはどのようなことをすればいいのでしょうか。

例えば、食事をしている姿を見せるという行動は、自分が上位であることを相手に知らせる行動ともいわれていますので、新しいワンちゃんの食事は、先住ワンちゃんが近づけない距離で食べさせるといいでしょう。
また、飼い主さんと先住ワンちゃんが一緒に遊んで楽しそうなところを、新しいワンちゃんに見せると、先住ワンちゃんは飼い主さんを独占しているという満足感も得られるでしょう。
スキンシップをとるときには必ず先住ワンちゃんから触れ、名前を呼ぶときにも先住ワンちゃんの名前から呼びましょう。

ワンちゃん達にとって、リーダーがどのような行動をとるかがお互いの関係を決める要因のひとつつだといわれていますので、全てにおいて、先住ワンちゃんとの関係を密にして先輩である自信を持たせてあげましょう。こうすることで、新しいワンちゃんは先住ワンちゃんに一目置くようになり、よりよい関係が築けるようになります。

新しいワンちゃんをご家族の一員に迎え、「多頭飼育」になることはワクワクすることが増えたり、ワンちゃん同士が遊ぶ様子など、今まで見ることができなかった一面を垣間見ることもでき、楽しさが何倍にも広がることでしょう。しかし、その反面世話をする労力や費用も増えます。

家族を新たに迎えてしばらくは、新しくワンちゃんを迎えることを知らなかった先住ワンちゃんにとっても、新しいワンちゃんにとっても驚きの毎日のはずです。そのようなときにこそ、リーダーである飼い主さんがまず落ち着き、心にゆとりをもって、ワンちゃん達に接しましょう。そのためには、十分な知識をもって準備をすることが必要です。また、病気やしつけなど多頭飼育に関してわからないことや、不安なことがある場合にはペットショップや動物病院に相談してみましょう。

この度「すくすくアニコム」が、「どうぶつ相談室」としてリニューアルいたしました。

ページトップへ戻る