この度「すくすくアニコム」が、「どうぶつ相談室」としてリニューアルいたしました。
【リーダーシップ】 2. 心地よさが大切
リーダーと一緒は心地よい
1 で、ワンちゃんはリーダーを中心とする群れの中で生活していることをお話しましたが、今日、家族としてヒトとともに暮らすようになったワンちゃんは、ヒトをリーダーとする群れの中で生活しています。
大昔のような敵こそ現代にはいませんが、車やバイクによる交通事故、食べると中毒を起こす植物、他のワンちゃんとのトラブルなど、外の環境にはたくさんの危険がひそんでいます。
飼い主さんはリーダーとして、このような危険からワンちゃんを守ってあげる必要があります。
しかしながら、今日では家の中で長い時間を過ごすワンちゃんも多く、安全と生命が守られるような環境を作ってあげることはそれほど難しいことではありません。
そのような環境にいるワンちゃんが、ヒトをリーダーとして頼りがいがあるかどうか計る目安には、そのヒトと一緒にいて「心地よい」かどうかということが大きく関係してきます。

ワンちゃんに限らずヒト同士でも、一緒にいて怒鳴られたり、痛い思いをさせられてばかりだと嫌になってしまいます。逆に一緒にいて楽しいこと、気持ちのいいことが多いと、大抵はその相手のことが好きになります。
ワンちゃんもヒトと同じです。
ぜひ、ワンちゃんの先回りをして「心地よい」と感じる環境を作りましょう。
成功体験
ワンちゃんにヒトとの生活でのルールを教えてあげるとき、注意してあげることは何でしょうか?
早くルールを覚えさせることでしょうか。
ルールを実行するときの完璧さでしょうか。

実は、とても簡単なことで「成功させること」です。
例えば、『しつけ「トイレ」3.家の中』にもありますように、トイレのしつけをするときは、ワンちゃんの排泄のタイミングをみて、囲まれた空間のトイレにワンちゃんを連れて行って、排泄をするまでトイレから出さないようにします。中にはすぐに排泄をするワンちゃんもいるかもしれませんが、1時間かかっても2時間かかっても「ここではしたくない!」と頑張るワンちゃんもいるでしょう。時間はかかってもトイレと決めた場所で排泄するまで待ちます。
どうしても我慢ができなくなり、ワンちゃんがその場所ですることによって、必然的に決められたトイレでの排泄に成功したことになります。
過程はどうであれ、結果的にトイレで排泄をするというルールをきちんと守ることができたのですから、ワンちゃんを褒めてあげることができます。
「ヒトが望んでいることをすると心地よいことがある」
ということを、繰り返し教えることでワンちゃんの記憶に刷り込みをしましょう。そのためには、ワンちゃんが今できることよりも少し難しいことをさせて、その際に先述のトイレの例のように必ず成功できるようにします。そのときに褒める準備をすることも必要でしょう。褒めるコツは『しつけ「褒める」』をご確認下さい。
たとえ些細なことであれ、飼い主さんの命令に従ったり、正しい行動をとった場合には、必ず褒めてあげましょう。
ワンちゃんが、どのような場面においても飼い主さんの出した命令に喜んで従うようになると、飼い主さんをリーダーと認識し始めたといえるでしょう。

ワンちゃんを迎えたら、ヒトとの生活でのルールをたくさん教えることになります。
ルールを教えるにあたって、頼れるリーダーになるためには、どのような方法をとるのが望ましいでしょうか。もうお分かりですね。
「 少しずつステップアップさせながらたくさん褒め、楽しく教えてくれるリーダー」や
「どんなときにも守ってくれ、頼れるリーダー」がいいでしょうか。
それとも「怖くなるとワンちゃんより先に走って逃げてしまるリーダー」や
「なぜだか分からないけどいつも叱っているリーダー」でしょうか。

「【リーダーシップ】 3. 頼れるリーダーになろう!」へ続く⇒
