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【第4回】避妊手術・去勢手術

避妊手術
避妊手術は、外科的に女の子の子宮と卵巣(動物病院によっては卵巣のみ)を摘出する手術です。手術は一般的に、全身麻酔をかけてお腹を開けて行います。避妊手術を行うと、女性ホルモンを分泌する卵巣がなくなるために発情もなくなり、妊娠や女性ホルモンに関連して起こる病気や行動を抑えることができるといわれています。


【避妊手術の時期】

ワンちゃん・ネコちゃんの場合、個体差はありますが、一般的に生後6-10ヶ月で初めての発情を迎えます。これより前に避妊手術を行うと、乳腺腫瘍になる確率が低くなるといわれています(【避妊手術のメリット】を参照)。しかしながら、手術は全身麻酔をかけて行うため、ワンちゃん・ネコちゃんの体調が良好なときに行なうとよいでしょう。また通常、手術後のケアや抜糸までの通院などがあるため、飼い主も時間的な余裕をも持って手術に臨む必要があります。手術の時期については、ワンちゃん・ネコちゃんの体調や個々の成長の程度などが大きく関わってくるので、検診をかねて一度、かかりつけの動物病院にご相談ください。

 ※ワンちゃんでは発情が訪れると、陰部からの出血がみられます。この出血を発情出血(生理)といいます。しかし、発情出血には個体差があり、量が少なかったり自分できれいになめとってしまうため、わかりづらいワンちゃんもいます。
  ネコちゃんは、発情が訪れた場合でも陰部からの出血はみられません。しかし、大きな声で鳴いて体をゴロゴロと床にこすりつけたり、腰の辺りを触るとお尻を持ち上げるような動作をしたりします。

避妊手術については、一般的に次のようなメリットとデメリットがあるといわれています。

【避妊手術のメリット】
  ・発情がなくなる
  ・不必要な交配・妊娠を避けられる
  ・生理が訪れた後の偽妊娠と呼ばれる症状をなくすことができる
  ・子宮蓄膿症という子宮の中に膿が溜まる病気を予防できる
  ・ 乳腺腫瘍の発生率を低下させることができる(1回目の発情前に避妊手術をすることで、発症率が非常に低下するが、年齢を重ねてからの避妊手術では発症率に変化は見られないといわれています)
  ・卵胞嚢腫などの卵巣疾患を予防できる

【避妊手術のデメリット】
  ・ 全身麻酔のリスク
  ・ 避妊手術後は手術前よりも代謝エネルギー量が減るため、太りやすくなる傾向にある
 
 ※全身麻酔に関しては、術前の検査や検診を行なうことで、また太りやすくなることに関しては、手術後に食事の量を調節したり、適度な運動を続けることでリスクが軽減できるといわれています。

これらのことを考慮した上で、避妊手術についてはかかりつけの先生と十分にご相談ください。

去勢手術

去勢手術は、外科的に男の子の精巣を摘出する手術です。手術は一般的に、全身麻酔をかけて精巣付近の皮膚を切開して行います。去勢手術を行うと男性ホルモンを分泌する精巣がなくなるために、男性ホルモンに関連して起こる病気や行動を抑えることができるといわれています。

【去勢手術の時期】
ワンちゃん・ネコちゃんの場合、個体差はありますが、通常生後6-10ヶ月で性成熟を迎えるといわれています。手術は全身麻酔をかけて行うため、ワンちゃん・ネコちゃんの体調が良好なときに行なうとよいでしょう。また、手術後のケアや抜糸までの通院などがあるため、飼い主も余裕をもって手術に臨むことが必要となります。手術時期については、ワンちゃん・ネコちゃんの体調や個々の成長の程度などが大きく関わってくるので、検診をかねて一度、かかりつけの動物病院にご相談ください。

去勢手術については一般的に次のようなメリットとデメリットがあるといわれています。

【去勢手術のメリット】
  ・放浪やケンカなどの行動を抑える
  ・攻撃性のレベルの低下
  ・マーキングやマウンティングの改善
 ※以上のことは、必ずしも全てのどうぶつに適応するとは限りません。
また、これらの行動は飼い主が行うしつけ以上の効果が期待できるものではありません。
  ・肛門周囲腺腫という腫瘍の発生率を低下させる
  ・前立腺の病気(前立腺肥大など)の発生率を低下させる
  ・会陰ヘルニアを予防できる
  ・精巣腫瘍を予防できる
  
【去勢手術のデメリット】
  ・全身麻酔のリスク
  ・避妊手術後は手術前よりも代謝エネルギー量が減るため、太りやすくなる傾向にある
 
 ※全身麻酔に関しては、術前の検査や検診を行なうことで、また太りやすくなることに関しては、手術後に食事の量を調節していただくこと、適度な運動を続けることでリスクが軽減できるといわれています。


これらのことを考慮した上で、避妊手術についてはかかりつけの先生と十分にご相談ください。

この度「すくすくアニコム」が、「どうぶつ相談室」としてリニューアルいたしました。

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