この度「すくすくアニコム」が、「どうぶつ相談室」としてリニューアルいたしました。
【シャンプー】3.ベーシング
きれいにしてね シャンプー
シャンプー前のお手入れが終わったら、いよいよシャンプー本番です。
まずは体を丁寧に濡らします。被毛だけでなく、皮膚までしっかり濡らしてください。
また、シャワーの音と感覚が苦手なワンちゃんもいますので、シャワーヘッドはワンちゃんの体に密着させ、水圧が強すぎないよう、お湯の量を調整しましょう。どうしてもシャワーが苦手で興奮してしまうワンちゃんの場合は、洗面器などに入れたお湯をゆっくりとかけてあげたり、タオルやスポンジなどを利用して、少しずつ濡らしてあげるとよいでしょう。
顔が濡れることをいやがる場合が多いので、まずは、お尻や後肢など、顔から遠いところから順にお湯をかけ、徐々に顔に近づけていくようにしてください。
顔を洗うときは、シャンプー剤が目や耳に入らないように十分に注意し、上手くできないときにはタオルやスポンジを利用するのもよいでしょう。

お湯の温度の目安は、38度くらいが適温で、少しぬるいと感じるくらいでよいでしょう。高温になると被毛の間にお湯がたまり、やけどの恐れがあります。
また、内股・脇の下・指の間・パッド(肉球)の溝などの敏感な皮膚の部分もしっかりと洗うことで、皮膚病の予防にもなりますので、気をつけて洗いましょう。
十分に体が濡れたら、ワンちゃん専用のシャンプーを 2 ? 3 倍に薄めた物を用意し、お尻や後肢から順に手早く洗ってください。爪を立てたり、ゴシゴシ強く洗いすぎると、皮膚を傷めますので気をつけましょう。

しっかりと全身を洗ったら、シャンプー剤が残らないように充分にすすぎます。すすぎのときは、今までとは逆に、顔から順番に流し、内股・脇の下・指の間・パッドの溝などもくまなくすすぎましょう。シャンプー剤が残っていると、皮膚のトラブルの原因になるおそれがあります。
★ テクニック1
顔へのシャワーを嫌がる場合には、後頭部からお湯をかけたり、スポンジにお湯を含ませて拭き洗いをすると、やりやすいです。
★ テクニック2
ワンちゃん用のシャンプー剤には、さまざまな種類のものがあります。ワンちゃんのお肌のタイプを考慮し、ピッタリのシャンプー剤を見つけてあげましょう。
また、ヒトとワンちゃんでは皮膚のpH(ペーハー)が違うので、ヒト用のシャンプーを使うことで被毛や皮膚に影響を及ぼす原因になる場合があります。
★ テクニック3
長毛種の場合には、絡まないように注意が必要なため、指の腹を使い、毛の流れにそって、優しくマッサージをするように洗ってあげましょう。ゴムのブラシなどを使用するのも効果的です。
★ テクニック4
目ヤニが固まっている場合には、濡れてふやけたところで、皮膚を傷付けないように十分に注意して目の細かいコーム(ノミ取りコームなど)で鼻先の方向へとかして取りましょう。ティッシュなどでは目が粗く、強く擦るとかえって皮膚や目を傷つけてしまう恐れがあるので、ガーゼやコットンなどでふき取るのも効果があります。
★ テクニック5
シャンプーが目に入った場合には、焦らずにシャワーで優しく洗い流しましょう。必要に応じて、かかりつけの先生の診察を受けましょう。
★ テクニック 6
シャンプーが苦手で、暴れてしまうワンちゃんも中にはいるでしょう。その時は、初めから無理をせず、濡らしたタオルで汚れをふき取ることから徐々に慣らしてあげてください。合間にご褒美をあげ、「シャンプー=いいこと」と思わせることができれば、上手にシャンプーができるようになります。
「【シャンプー】リンシング」へ続く⇒
